2021 Autumn ハーブにもまつわる秋のおすすめ本

読書の秋におすすめの本を2冊ご紹介します。(書籍タイトルにAmazonをリンク)

「園芸家12カ月」新装版 (中公文庫) 
 著者 カレル・チャペック  小松太郎 訳 

2020年8月、カレル・チャペックの生誕130年記念企画で刊行された新装版。

“園芸のアマチュア”=カレルならでは!の視点で、植物に惜しみない愛情をかける園芸愛好家たちの姿が1月から12月まで季節にそってユーモラスに綴られたエッセイです。

 挿絵は著者の兄であり画家のヨゼフ・チャペック。
作中、膨大な数の植物に圧倒されながらも、シンプルでコミカルなヨゼフのイラストが和ませてくれます。






『園芸療法』…植物を育てることで心身を癒す効果があるそうです。

秋から冬へ…日照時間が短くなると
気分の落ち込みやストレスから胃腸の調子が悪くなる方も多いようです。
そんな時、ガーデニングも素敵ですが、ベランダやキッチンで手軽に育てられるハーブポットで
とれたてのハーブを楽しむのも良いですね。



*秋からの栽培に向いているハーブ
イタリアンパセリ・ディル・フェンネル・ジャーマンカモミールなど



もうひとつは…こころ温まる小説。

「笑顔の守り番」 (文芸社) 電子書籍も発売中(Amazonkindle 楽天Kobo)
 著者 小川 咲

2021年7月初版。著者小川咲の処女作。
病院勤務経験と家族の高次脳機能障害を元にした小説。
夫が交通事故で意識不明に、その後意識は取り戻したが脳に障害を残してしまう。

平穏な家族の日常が一変する中で、周囲の人達との交流やペットの文鳥から
温かい気持ちを取り戻していく物語。
どんなにつらい時でも、きっとあなたの身近なところに『笑顔の守り番』がいてくれる。
そんなメッセージの込められた作品です。

主人公が喫茶店の「カモミールとペバーミントのティー」で心を癒すシーンもあります。




国際調理師専門学校・名駅校学園祭でも書籍販売されます。




秋の夜長 ハーブティーを楽しみながら、ぜひ。